岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

今年の新入社員研修のシーズンが終わりました。
最近では3月に行う企業も増えてきましたが、やはり4月に、ということろもまだ多いのです。

ここ何年か同じ会社、事業所に新入社員研修で伺っています。
今年はどこでも「今年の新入社員はちょっと違う。」と言われました。「おとなしい」というのです。
同じ会社が同じようなコンセプトで採用しているのですから、それぞれ傾向があります。にもかかわらず、そういう印象を持つとは…。

当事務所でも毎年公開で新入社員研修を開催しています。
そちらは、いろいろな会社から少人数ずつ参加があります。もっとよく傾向がわかるはず、と楽しみにしていました。

922研修を行ってみて「なるほど」と納得。
確かに「おとなしい」気がします。
(ラジオである講師の方が「素直」と話されていましたが、そういう言い方もできるかと思います)
しかし、よくよく観察していると、どうもそれだけではないようなのです。

 
923態度の悪い人ややる気のなさそうな人は見受けられませんでした。
しかし、反応がありません。
私の話にうなづいたり、自分から手をあげて発表したりすることが大変少なかったのです。
また、グループディスカッションでも、なかなか発言が出ず話し合いが始まらないところが見受けられました。

924それでも指名されればきちんと答える。
それも、なかなかしっかりしたことを言います。
また、電話応対などのロールプレイにも熱心に参加していました。

 
 

これはどういうことなのか。
思い当たったのは、『失敗をしたくないのではないか』ということでした。
チャレンジは必ずしも成功するとは限らず、失敗することもあります。失敗はマイナス評価につながる。
厳しい就職戦線を乗り越えてきた彼らには、失敗→マイナス→不採用という公式が頭にあるのではないかと思いました。

テレビのニュースでも、今年の新入社員は安定志向で「定年まで勤めたい」「上司とのコミュニケーションは飲み会で」などと、今までとは違う考えを持っていることが紹介されていました。

社会の動向が人の生き方に影響を与えるのは致し方のないことですが、若者が生き生きと夢を追いかけられないとしたら悲しいことです。

「おとなしい」「素直」というのはけして短所ではありません。
どうか、その上になおいっそうの優れた資質やスキルを加えて、よりよい社会人となっていかれることを願ってやみません。