岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

SANYO DIGITAL CAMERA先日スーパーで、ある親子連れを見かけた。まったく知らない人たちである。
5歳と3歳くらいの姉弟とその両親で、両親は20代前半くらいだろうか。今どきの若者ファッションに身を包んでいる。特に父親の方は、その服装のせいもあってか、かなり幼く見えた。

 

 

先にカゴの商品を詰め終わった父親が、下の子を連れて外へ出た。ガラス越しに見ていると、父親が三輪車かと見まごうばかりの小さなタイヤのミニサイクルを押してきた。前カゴも荷台もない。
どうするのかと思っていたら、男の子が父親のまたがっているサドルの前によじ登ってちょこんと座ったではないか。
ちょっと待ってよー!そのまま乗って帰る気?・・・はい、そうでした。

唖然としている私の目の前で、今度は母親が女の子と外へ出て行った。母親の方は普通のママチャリで前カゴも荷台も付いていたが、子供用の補助席はなかった。女の子は荷台によじ登って、しっかり母親の腰に手を回すとしがみついた。自転車はよろよろと走り去った。

私も幼い頃、父の自転車の前にあるバー(棒)に座布団をくくりつけ、荷台に横座りした母と3人乗りをしたことがある。私の足が自転車の前輪にはさまってけがをしてからは、2度としなかった。泣いている私のそばで母が父を叱りつけていたのを覚えている。
また、もう時効だから告白するが、わが家の子どもたちが小さい時、後ろに2人乗りの補助席を付け、前に1人、後ろに2人乗せて走っていたことがあった。そういえば、自転車屋のおじさんがその補助席を取り付けながら「本当は違反なんじゃけどなー」とこぼしていたっけ。それなら、店に置かなきゃいいのにねえ。(笑)

その私の目から見ても、先の親子連れの自転車の乗り方は非常に気になった。走っている最中に子どもが落ちるかもしれない。交通事故とは限らないが、転倒しただけでも子どもが吹っ飛んで命にかかわる事態が生じるだろう。いったい、親はどう考えているのだろうか。

そう思った時、はたと気がついた。これこそ、まさしく『老婆心』ではないのか。
よその子のことである。しかも、どんなに若かろうと親がついているのである。よそのおばさんの意見など、大きなお世話であろう。(言ってないけど)
にもかかわらず、ハラハラドキドキ、イライラカリカリしている私は、まさに『ばあさんの心境』=『老婆心』以外のなにものでもないではないか。
なんだか、どっと年をとったような気持ちになった。

救いだったのは、この話を3人の子どもたちにした時、全員が憤慨したことである。
「危ない。親は何を考えているのか」と3人ともが言った。親としては、いささかほっとした。
それにしても、この子たちと同年代と思えるあの両親は、自分の親から何を教えられたのだろうか。
いやいや、これもまた『老婆心』でした。