岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

今年は日帰りで行ける小さな旅を楽しもうと決めています。
第一弾は県北の町、真庭市勝山。勝山は岡山市のほぼ真北にありながら、直通のJR路線がなく乗り換えも不便なため、免許のない私にとっては遠い地です。
年に一度、3月に開催される「勝山のお雛祭り」の時にはツアーバスが岡山市から出るので、それに乗って行くのが唯一の足でした。
(ちなみに、このコラムの記念すべき第一回目が2006年3月の「勝山のお雛祭り」でした)

中鉄バスところが、JR中国勝山駅まで中鉄北部バスで行けることを知ったのです。(往復で2700円)
所要時間は2時間。自家用車で行くより時間がかかるのは、高速バスとはいうものの高速道路以外の市街地では路線バスと同じ停留所に止まる上に、途中でトイレ休憩のためにSAに立ち寄るからです。
いちおう路線バスとは違う車両でしたが、座席は狭く硬く、背もたれは低いので、体にかなり負担がかかりました。帰宅したら首と肩がゴリゴリに凝っていて、あのバスで往復4時間はいささかきつかったです。

檜舞台1JR中国勝山駅のすぐ北にある、檜舞台(ウッドストリート)。木材の町勝山を象徴する商店街です。
(上に見える丸いものは大きな太鼓でした!)
岡山県は7割が森林で、そのほとんどが北部に集中しています。
勝山も面積の約85%を山林が占めていて、古くから林業が盛んに行われ、西日本有数の木材産地となっています。
こうして小さな旅をするたびに、ご当地のことを調べる楽しさを発見♫

町並み保存地区1檜舞台を抜けると町並み保存地区です。
この道は古代に畿内と出雲国との間に整備された出雲街道。出雲への信仰の道、鉄などの物流の道、または承久の乱後に後鳥羽上皇が隠岐へと配流された際に通った道としてもよく知られています。
この界隈はのれんの町並みとしても有名で、お雛祭りの時にはメイン会場としておおいに賑わいます。
この時は土曜日の午前10時過ぎ。人っ子一人おらず、いささか不安になりましたが、そのうち観光客らしい人を見かけるようになって、ホッ。

タルマーリー今回の旅の一番の目的は、ここ自家製天然酵母のパン屋「タルマーリー」でパンを買うこと!
「タルマーリー」は千葉県から移住したご夫婦が、麹菌での天然酵母のパン作りにとり組んでいるお店。
二人の夢だったカフェを併設したり、若いスタッフを積極的に雇用したり、今までやりたかった挑戦を勝山で実現し始めているそうです。
「タルマーリー」のパンのお味については、中谷優子の講師な日々「タルマーリーのパン」をご覧くださいね。

ポスター色々なお店へ寄るたびにお勧めされたのが、「しんわ美術展受賞作品展」でした。
時間があるし無料だし、ということで行ってみることにしました。
会場は勝山文化往来館ひしお。町並み保存地区を見下ろす小高い丘の上にあります。
「しんわ美術展」は津山信用金庫が設立した津山しんわ文化財団が主催しているもので、昨年で25回を数えます。受賞作品は財団で買い上げるのだそうで、今回は今までの受賞作を一堂に会した展覧会でした。内容はとてもよかったですね。若い作者が多いこともあって、作品は若々しく、勢いを感じました。特に人物画に印象的なものが何点かあり、私としては今年の院展よりこちらの方に高いポイントをつけたいと思います。
今回の旅は、人・物・出来事との出会いがたくさんありました。

一膳その出会いの一つがここ、食堂「一膳」です。
実は昼食は別のところでとる予定でした。
ところが、このお店の前を通りかかった時、2歳くらいの小っちゃな女の子がにこっと笑ってぺこりとおじぎをしてくれたのです。その可愛らしいこと!
店主らしき男性も愛想よく声をかけてくれて、私の中で好印象度大。
町並み保存地区からウッドストリート東端にあるお店まで引き返すことにしました。
 

定食鍋焼きうどん
左が夫の頼んだ「定食」。この日のメインは八宝菜風おかず。(八宝菜より汁気が多い)
右は私の「鍋焼きうどん」。「土鍋カレー」にしようか「一膳流親子丼」にしようか、私にしては珍しく迷ったあげく、やはり大好きなうどんに決めました。
どちらも関西風であっさりと、やさしい家庭の味でした。食い意地が張った私とは違って、なかなか好みがうるさい夫も美味しそうにたいらげていましたっけ。
しかもお値段はワンコイン(500円)で、懐にもやさしい。

メニューメニューを見ると、とにかくお値段がリーズナブル。「揚げたこやき」6個100円とかって、泣けてきません?町おこしのために、と真庭市から請われて大阪から移り住んだご主人の心意気です。このご主人、気さくでお話好きで、初対面なのにあっという間に打ち解けておしゃべりしました。出前もするそうですが、驚いたのは鍋持参で鍋焼きうどんを作ってくれるという話(2人前から)。寒い季節に熱々の鍋焼きうどんを作ってもらえるのはうれしいなあ。高齢者向けの配食サービスもしているとか。

3月1日~5日に開催される「勝山のお雛祭り」には、お店がリニューアルオープンするそうです。次回は「一膳流親子丼」食べるぞ、絶対。(再訪する気まんまん)
気さくなご主人と3人の看板娘(小さな看板娘=お嬢ちゃんたち、大きな看板娘=可愛い奥さま)が暖かく迎えてくれるお店でした。

酒まんじゅう最後に勝山の“物”についてのお話。
町並み保存地区にある「前田菓子店」の酒まんじゅうは絶品です!
はじめて勝山に行った時に、乳アレルギーのある息子でも食べられるものをと、あまり期待もせず買ったのが最初でした。(前田菓子店さん、ごめんなさい!)だって、おまんじゅう類ってどこに行っても必ず売っていますよね。で、美味しいかそうでないか、わりと二極化していません?こちらのは予想を裏切る美味しさで私を打ちのめしたのでした。あああ、体重が・・・

ブローチこれ、なんだと思います?懐かしのお人形?いえいえ、これはブローチなのですよ。5㎝ほどの大きさなのに、実に細かく丁寧に作られています。
ウッドストリートの「ちりめん細工の店・かわかみ」で見つけました。元は家具屋さんだったというお店は、大きくて立派です。その広い店内に、今は奥さまとお仲間が製作したちりめん細工がところせましと並べられています。手作り小物に目がない私はすっかり舞い上がってしまって、アドレナリンが出っぱなし。
ちょっと高かったけど、買っちゃった、ブローチ♡
 

勝山では、行き交う子どもたちが元気にあいさつしてくれるし、お店の人はみんな親切でおしゃべりは楽しいし、「また行きたい」と思ってしまいました。
今年はお雛祭りを避けて早めに訪れたのに、やっぱりお雛祭りにも行こうかなぁという気になってしまって、勝山の人たちの“おもてなし攻撃”に撃沈された感じです。

勝山のあれこれ
自家製天然酵母のパン屋タルマーリー
勝山・町並み保存地区
勝山のお雛まつり公式ホームページ