岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

4月28日に就実大学薬学部でコミュニケーションの講義をしたのですが、その時の学生さんたちのレポートが届きました。

就実大学薬学部では、昨年度から「教養対話演習」という授業を取り入れて、将来薬剤師を目指している学生のコミュニケーション能力向上を目指す取り組みをされています。
今回は、初めての外部講師としてお招きいただき、「コミュニケーションとは?」ということをテーマに、具体的なコミュニケーションの取り方をも含めたお話をしました。

585当日は100名を超える学生さんで教室はいっぱいです。
みなさん、薬学部の2回生。わが家の次男と同い年です。
ちょっとびっくりしたのは、教室の後ろに先生方がたくさん座っていらっしゃったこと。外部講師が珍しかったのですかね。講義中にもどんどん増えて、ちょっとプレッシャーでした。

 

586なにしろ1コマ(90分)で、「コミュニケーションとは何か?」「よりよいコミュニケーションのためには?」といったことを話さなければなりません。しかも、実際にコミュニケーションをとる時に役立つような勉強をしてもらわなければ。
そこで、大人数ではありますが、なるべくロールプレイを入れたり、直接意見を聞くようにしました。

 
普段の講義ではあまり指名されたりすることはないのでしょう。
みんな、マイクを向けられると沈黙してしまいます。
「あなたは、朝のあいさつにどんな気持ちを込める?」「あなたはどう感じた?」と、正解のない“その人の考え”を聞くように努めましたが、これが結構苦手のようでしたね。

587それでも、ジャンケンゲームは大いに盛り上がり、あちらこちらで笑い声が上がっていました。
前の方にいた男性に出てきてもらって、私もジャンケンゲームに参加。
理解の早い方で、思っていた通りのゲーム展開ができました。

 

605今回、大学側からは言葉づかいや挨拶などの指導もしてほしいとのご要望があったのですが、時間の都合で敬語などは無理。
そこで、お辞儀は少し時間をとって何度も練習しました。
想像以上に、みなさんきちんとできました。最近の若い人はお辞儀の習慣があまりなく、なかなか思うように体が動かないのですが、短時間の指導にしてはなかなかのものです。

レポートはいろいろと興味深く読みました。
感想が書いてあるもの、レジメ通りに講義の内容をまとめただけのもの。それぞれです。
ほとんどのレポートが「今回の講義を受けてコミュニケーションの重要性を再認識した」といった内容の文章で始まっていたのがほほえましく感じられました。

講義のどの部分が一番印象に残ったかというのは、いくつかポイントがあるのですが大体同じです。しかし、どう感じたかということは人それぞれに違っています。

コミュニケーションには、言語(バーバル)と非言語(ノンバーバル)があるというのは知っていたけれど、今ひとつ曖昧な感じだった。今回それがよく理解できた。という意見が多くありました。
また、コミュニケーションは仕事の上でぜひ必要だが、生きていく上でも大切だと感じた人、これからは意識して挨拶していこうと決意した人など、嬉しい反応がありました。
社会人になってまでお辞儀の練習をするのはなぜだろうと思っていたが、実際にやってみてよかった。また、接客業のアルバイトで指導されていたことの意味が講義を受けてやっとわかった、などと学生らしい感想も。

ジェスチャーゲーム、ジャンケンゲーム、自己紹介などを普段あまり話をしない人とやってみて、うまくコミュニケーションがとれた喜びも書かれていました。
実は、お願いして席を学籍番号順にしてもらっていたのです。人数が多いと、ゲームやロールプレイはどうしても近くの人とやらざるを得ません。いつもの仲良しグループなら楽しくやれるのは当たり前。知らない人とでもうまくコミュニケーションがとれるようになる、というのが今回の講義の目的なのですから。

こちらの意図したところをよく理解してくれているのに、正直驚きました。
他の大学で教えている友人によると、「素直な学生でよかったね」とのこと。
うーん、あの講義は学生さんに助けられたのかも。
私にとっても有意義な仕事でした。

就実大学薬学部のみなさんが薬剤師試験に無事合格されることをお祈りしています。