岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

先日、産業カウンセラー協会主催の『「生きる力」をはぐくむためのキャリアカウンセリング』という研修に参加しました。

071022_1536~01三重大学特任教授の宮崎冴子さんを招いての6時間のセミナーでした。
大学の先生というのはともすれば机上論に陥りがちで、時に現場で働いている人たちの反発を招くことがあります。
その点、宮崎先生は48歳で大学院に入り、大学で教え始めたのは50代になってからという方でしたので、実社会での豊富な経験を通した説得力のあるお話を聞くことができました。
キャリアカウンセリングのことだけではなく、講義・研修を進めていく上でも参考になることが多く、参加してよかったと思います。

講義の中で特に印象に残ったのは、「キャリア」の定義についてです。
アメリカで1975年に
「キャリアとは生涯における仕事のすべて。キャリア教育とは人間としての生き方の一部として仕事について学び準備することによって得られる経験の全体。仕事とは賃金支給の有無を問わず、自分や誰かのために行う継続的行為である」
と公式に定義されました。日本においても、同様に定義されています。

どんな会社に就職してどんな仕事をどれだけの期間していたかということ(つまり履歴書に書くようなこと)がキャリアではないのですね。
仕事というのは人生の一部であり、必ずしも賃金を得るために行うものだけを指すのではない、というのはとてもいい考え方だと思いました。

それにしても、『自分や誰かのために行う継続的行為』というのは、日雇い派遣と呼ばれる人たちにはあてはまらないような気がします。
もちろん、賃金を得るのは自分のためですし、ほぼ毎日どこかで働いているわけですから、継続的行為と言えなくはありません。
しかし、やはり日雇い派遣をキャリアと呼ぶことがはばかられるのも事実です。
それは、この「キャリア」は、人生を豊かにするものとして位置づけられているからでしょう。

私は来年キャリアコンサルタントの資格に挑戦する予定です。
人々がより豊かなキャリアを積み重ねていくための支援ができたらいいなと考えています。