私には時々どうしても食べたくなる味があります。和食の店「沙羅」のランチもその一つです。
「沙羅」は、岡山市表町商店街と市電東山線との間にあります。表通りではなく路地沿いにあるので、知る人ぞ知るいわゆる“隠れ家”的なお店です。
ご主人と奥さんのふたりだけでやっている、全部で20席足らずの小さなお店ですが、ファンが多く、お昼時にはいっぱいで座れないこともあるほどです。
今日、突然にどうしてもランチが食べたくてたまらなくなりました。そういえば、しばらく行っていない!
大学の講義がないために家にいた娘を誘って2人で出かけました。
「沙羅」のランチは地元備前焼の大きなお皿に少しずつ料理が盛りつけられています。お造り、酢の物、ポテトサラダに揚げ出し豆腐、揚げ物か焼き物と、大体パターンが決まっているのですが、これが何度食べても飽きない!娘はここの揚げ出し豆腐が大好きで、歓声を上げて食べていました。
私は、あさりと分葱のぬたが気に入りました。鶏手羽先の照り焼きも、油が抜けてしつこくなく、とても香ばしかったです。
これにごはんとお吸い物が付いて999円なんて、本当に嬉しい!のひと言です。
ここの料理がすごいなと思うのは、食べたあとにとても幸せな気分になれること。ひとつひとつの料理を、気持ちを込めて丁寧に作ってくださっているのがわかります。
私自身、仕事がらサービスを意識して日々を過ごしていますが、食べ物屋さんの究極のサービスはやはり『美味しいものを出すこと』なのだと実感しました。
ごちそうさま~!(*^_^*)