岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

070721_1247~01NPO法人「デイサービスこのゆびとーまれ」理事長の惣万佳代子さんの講演を聞きに行ってきました。
岡山県男女共同参画推進センターの主催です。

 

 
 

パンツスーツですっくと壇上に立った惣万さんは、予想していた以上にエネルギッシュでユーモアにあふれた、とてもすてきなハンサムウーマンでした。メイクしていない宝塚の男役みたい(笑)。

「デイサービスこのゆびとーまれ」は、幼児から高齢者までを障害の有無にかかわらず受け入れる小規模多機能型の事業所です。これは『富山型』といわれ、現在では富山県だけに止まらず全国にひろがっていて、岡山県にもあるとのこと。
その『富山型』を始めたのが、惣万さんたち3人の女性でした。

惣万さんは看護師として富山赤十字病院に20年以上勤務されました。「うちで死にたい。畳の上で死にたい」と言いながら病院で亡くなるお年寄りを見ていて、なんとかしたいと病院を辞め、仲間2人と退職金をつぎ込んで「このゆびとーまれ」を始めました。始めてみると、「このゆびとーまれ」を必要としていたのはお年寄りだけではありませんでした。障害を持つ人たちや子どもたち、保育園に入園するまでの赤ちゃん…「このゆびとーまれ」にはそういった人たちが集まってきたのです。

070721_1850~02当初、そういった形での運営は、行政や専門家、現場で働く人たちからも反対や反発を受けたそうです。しかし、それらはまさに「頭で考えているだけ」(惣万さん談)のことでした。「このゆびとーまれ」の取り組みは高い評価を受け、富山型はどんどん増えていったのです。現在では、障害を持つ人、元利用者の人も有償ボランティアとしてスタッフに加わっています。

惣万さんが考えたことは、ある人にとっては暴挙に思えたでしょうし、また多くの人には理想論と受け止められたかもしれません。しかし、彼女はそれを実現しました。望んで、動けば夢はかなえられる。そのことを改めて教えられたような気がします。
惣万さんは平成16年度内閣官房長官表彰「女性のチャレンジ大賞」を受賞されました。

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「このゆびとーまれ」には、福祉・行政・教育にたずさわる人や介護する人たちの見学希望者が後を絶ちません。講演会当日も、夏の実習で富山市社会福祉協議会へ行くという学生が見学を申し込んでいました。惣万さんは「せっかく来るんだったら、働いて帰って。私の解説を聞いて、見てるだけじゃわからないでしょ」。(富山弁が再現できなくてすみません)

2時間の講演の間、笑い声が絶えませんでした。
とても有意義で楽しい講演会でした。