操山労務管理事務所

岡山の社会保険労務士です。ストレスチェック実施の外注、就業規則等社内規程の作成業務委託、労務管理、社会保険の手続、給与計算の外部委託、記帳代行、経理のアウトソーシング事業者、新入社員研修、ビジネスマナー・コミュニケーション・メンタルヘルスなどの研修・セミナー・講演を実施しています。

人と人を繋いで ~支援のかたち~

投稿日:2016/04/24 更新日:

4月14日に発生した平成28年熊本地震。予震、本震いずれも震度7という大規模地震です。
その後も繰り返し発生する余震で次々と家屋が倒壊したため、人々は屋内で過ごすことに恐怖心を抱いています。しかし、指定された避難所は人でいっぱい。やむを得ず車中泊をする人たちの中から、エコノミークラス症候群で亡くなる人が出てしまいました。

各地で支援の動きが広がる中、高校の同級生Aさんから連絡がありました。岡山市のボランティアグループ『おひさまクラブ』代表として、息の長い活動を続けている女性です。
「熊本では支援物資が手元に届くのに時間がかかっているらしい。ピンポイントの支援を行いたいので、誰かしっかりした現地の人を知っていたら紹介してほしい」というものでした。

彼女がなぜ私にそういうことを訊いてきたのか?・・・それには訳があります。
2011年東日本大震災の時、岩手県宮古市に住むEさんがメーリングリスト(ML)で協力を呼びかけてきました。私は「被災された方がいま最もほしいもの」である靴を購入するためのお金を送りました。
そんな時、Aさんから今回と同じ要請を受けたのです。「優子ちゃんは全国にお知り合いがいるでしょ。誰か知らない?」と。私は話しことばや交流分析などの勉強や活動を通じて、北は岩手から南は熊本まで仲間がいます。普段から活発に交流があるわけではありませんが、MLを通じて繋がっており、何年かに一度は顔を合わせる機会もあります。そのことを知っているAさんが私に声をかけてくれたのでした。

岡山のAさんと宮古のEさんの間に支援物資を届けるためのパイプができました。Eさんが被災された方に必要な物をインタビューし、Aさんがそのリクエストに応える物資を集めました。Aさん宅には多くの人からどんどん物が集まりました。(もちろん私も届けました)それをプラスチックの衣装ケースに詰め、ヤマト運輸が宮古市まで無料で運ぶ。後に『おひさま便』と名付けられたそれは、最初は週に1回のペースで送られ、状況の変化に伴って他の支援へとスライドされました。

今回、熊本の仲間のFさんは予震の直後に無事が確認できていました。
その後の様子がわからないまま、私は彼女の携帯番号もアドレスも知らないのでとりあえずパソコンにメールを送ってみました。しかし返事はなかなか来ず、「もしかしたらFさん自身が被災していて、支援の窓口どころじゃないのかもしれない」と後悔に苛まれることとなりました。
数日後、やっとFさんから返信があり、少しずつ落ち着いてきて自宅マンションにも人が戻り始めたとのことでした。そして、Aさんの申し出を喜んでくれました。
実はFさんのご主人は熊本県庁にお勤めです。その関係もあり、現地でボランティアされている方を紹介してくださるという話になりました。
岡山と熊本の支援ルートの準備が進んでいます。

義援金を寄付する、支援物資を送る、現地にボランティアに行く以外に、人と人を繋ぐのも支援の一つだと思います。
誰もが「今できること」を考え、実行することが支援になるのです。
すずらん

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